Q.91
薄毛と冷え性は関係がありますか? |
2015.02.19 |
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薄毛の女性の多くは、冷え性をともなっています。
冷え性とは血流の悪さ、体温を作る機能が低下していることから起こってきます。
この状態では代謝が悪く、頭皮にまで血・栄養が行き渡らず、髪の毛も丈夫には育っていかないでしょう。
体温が1度下がると、免疫力が30%近く落ちると言い、冷えは大きな病にも繋がる身体のサイン。
(がん細胞は、冷えた状態で増殖が早まります。)
抜け毛が多くなるだけでなく、風邪をひきやすかったり、アレルギーが出やすかったりなど他の不調も持っている場合があります。
薄毛の悩みをきっかけに冷えやカラダの不調を改めて見直し、健康な髪を生やすとともに、身体全体を強くして行きましょう。
特に若い女性は出産という大切な役目がありますので、元気な赤ちゃんを産むためにも、免疫力を上げていくことが大切です。
●冷え性の原因と改善
1.身体を動かさない、じっとしている
体温を作るメインの場所ーそれは筋肉と肝臓・胃腸です。
運動不足で筋肉量がおちたり、筋肉を動かすことが少ないと充分な熱量が作れません。
冷えをとくに感じる手足だけでなく、内臓にも血行不足が起こってきます。
ウォーキングやヨガなど、筋肉を動かす有酸素運動を取り入れる、仕事の合間にストレッチ、深呼吸でこまめに身体を動かしましょう
2.身体を冷やす食べ物をたくさん取る
ビールや炭酸、アイス、生野菜、糖分の多いお菓子、添加物、カフェインの多い飲み物など
内臓が冷えがちだと、代謝がうまく行われず、冷えの原因ともなるでしょう。
飲み物は常温~温かいお茶、(カラダを冷やす緑茶よりも番茶がよいです)を取り入れましょう
お酒が好きな方は、ビールではなくお湯割りなどに変えるだけで冷えは全然違います。焼酎をあたたかい「福起茶」で割るのも非常においしいですよ
生野菜よりも加熱した野菜、特に冬は根菜、芽キャベツなどカラダを温める旬のものを食べましょう
3.風呂に入らない
シャワーで済ますと、一日の冷えがリセットされないまま次の日、また次の日と蓄積してしまいます。
半身浴20分以上が冷えを取る基本です。マッサージなどを組み合わせ、緊張をほぐして血管の拡張をしてあげましょう。出来ない時は、足湯で!
4.薄着である
お腹や足首など、温めなければいけない部分を薄着の状態にしている方は要注意です。特に足首手首、首と名のつく所は冷えやすいのでガードしましょう。
レッグウォーマーをする、腎臓、お腹周りにカイロを当てる、寝る時は足に湯たんぽをするなどの一手間が体質改善になります。
その他にも、塩分糖分の摂り過ぎ、ストレスなど様々な原因があります。
ここ数年、女性と冷えの関係は、非常に注目されており、靴下や足湯グッズなど便利なものがたくさん出ています。チェックしてみてください。
私はレッグウォーマーの重ね履きは欠かしておりません。
冷えは髪の毛だけでなく、女性の将来の健康に大きく関わるものです。美は健康なカラダに宿ります。
全てを一度に変えるのは難しいと思いますが、今日から食生活など気をつけられる所からはじめてみてください。
血流の滞りは髪の大敵。冷えはそのサインと捉え、身体を温めることを意識していきましょう。