ミノキシジル
ミノキシジル(成分名)は日本でも大正製薬から1%を含有する外用発毛剤(リアップ)として発売されていますが、従来は1970年代後半に経口血圧降下剤として開発され使用されていました。
しかし、その副作用として全身の多毛症(Hypertrichosis)を頻繁に引き起こすことから頭皮に対しての外用薬での試験が実施されて男性型脱毛症に有効だと発表されました。
その作用機序は軟毛の終毛への過程において、休止期毛が成長期毛に変化する際に生じる新生毛包細胞群の増殖を活性化させて発毛効果を発揮すると言われています。
しかしながら、ミノキシジルは使用をやめると再び脱毛が起こることや、人により副作用があること、女性には重要な妊娠に関してのリスクなどの可能性はあまり知られていません。使用する前に、充分認識しておきましょう。