Q.457
虫歯が多いです。薄毛は虫歯とも関係があるのでしょうか。 |
2016.02.24 |
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虫歯が多い体質の人がいます。ちゃんと磨いているのに虫歯になってしまう、、それは「唾液の免疫力の低下」から虫歯になっているのかもしれません。
口の中の免疫力は、「唾液」に現れてきます。 唾液の量や質が低下すると、虫歯や歯周病がすすむと言います。
自律神経の崩れや女性ホルモン低下等の原因によって、唾液量の減少が見られることがわかって来ています。
(口の中が渇きやすいドライマウスは女性ホルモンが急激に減る更年期の女性に多く見られています。)
ホルモンバランスや自律神経は、唾液以外にも、髪の毛に非常に影響します。
ストレス等により自律神経が乱れ、交感神経がずっと優位な状態にありますと、血管は収縮し、細い血管には血が行き渡りにくくなります。
頭皮は毛細血管によって髪に栄養を運んでいますので、血流がスムーズでないと髪を作る栄養も、頭皮に不調が合った場合に修繕に必要な酸素や栄養も、行き渡らなくなります。
不眠などの不調も起こりやすく、自律神経をコントロールすることは全身の健康にとって欠かせないことです。
特別なご病気ではない限りは、自律神経やホルモンは、日頃からストレスの軽減や運動、リラックス時間をとること等によって少しずつ整えることができます。
レホルムジャパンのメインサイトにも自律神経について書いています>
このように髪と歯の不調には、共通した原因もあると思います。
身体の働きはひとつのシステムですので、不調の原因の根が同じだったということは良くあることです。
生活の見直しによって免疫力を高めれば、髪/歯ともに、強くなっていけるのではないかと思っています。
私は髪の毛を通して、「髪/身体/心」がひとつに繋がっていることを、みなさんが認識できればと思っています。
※一方で、唾液や涙が出ない免疫系の病気もあり、顕著な場合は専門のお医者様に見ていただいた方が良いことがあります。医者ではないため検査はできませんが、ご病気のある女性の薄毛、髪の抜け方は特徴的なことがあり、もし、今までお会いしたご病気を持った方と「症状が似ているな」と感じた時には、病院に行ったらどうかとアドバイスしています。
本日の育毛ポイント!
虫歯と薄毛、直接的な関わりはなくとも、自律神経や女性ホルモンのバランス等、同じ原因から発生していることは考えられます。