Q.433
腸と抜け毛は関係があるのでしょうか。その1 |
2016.01.31 |
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育毛の現場で思うことは、腸の環境が悪い人は髪質や抜け毛に現れることが多い、ということです。
腸の状態は、抜け毛以外にも、健康に大きな影響があることが最近わかってきております。
先日、テレビで「腸内フローラ」の研究をされている方がお話ししていました。
そのなかで、アレルギー疾患にも腸内環境が関わっている可能性や、免疫力の強さも腸の中の最近の種類やはたらきに左右されていることが解って来ているとおっしゃっていました。
番組では髪の話はなかったのですが、薄毛の中には自己免疫疾患が原因だと言われるものもあり、腸と髪の関わりが実証されれば、これらの薄毛は腸から治せるようになるのではと期待しています。
そして
髪を育てる栄養は、腸から吸収されます。
腸と髪の密接な関係は、薄毛の女性の頭皮を長年見てきて特に感じており、カウンセリングでも腸の話を良くお話しています。
腸内環境が良い・悪いってどういうこと?
腸内環境が悪いというのは腸の活動が正常でなく、栄養吸収が効率的でない状態です。栄養吸収ができないと、全身の細胞に栄養も行き渡らず、正常な代謝を促すことができません。ですから当然肌や髪の代謝にも関わってきます。
腸内の活動は、「菌」によって支えられていることがわかっています。
何百兆個というものすごい数の菌が腸にすみついており、人によって菌の種類も数もちがい、ストレスや栄養の偏りによって住み着く菌の種類も菌の働きも変わるそう
今まで善玉、悪玉、と言われていた菌も実は一様な働きではないらしく、最先端の研究では単純に「良い菌」「悪い菌」という分け方ではなくなって来ているということでした。
その人の生活によって、菌の働きは大きく変わるので、便秘や下痢、ガスや腹痛など、ふだん感じている不調は、きちんと「菌」を活動させられていない可能性が大きいのですね。
食生活で、菌のバランスが変わる
お腹は全ての代謝の出発点です。食べたものでしか自分の身体は構成できません。
腸に関する番組の中で
ひとつの種類のものだけを摂るような偏った食事は、お腹の中の菌の種類にも偏りが出てしまうと研究者の方が説明していました。
菌の多様性がなくなると、免疫力にも大きく影響があります。
色々な種類の食物繊維や糖を摂った方が良く、腸内にとって色々な菌が相互に助け合う状態が大切なのだそうです。
「色々なものを食べなさい」これは、腸内の菌の活動を支えることにもなるのです。
長いので2回に分けます。
明日は「腸の菌のために何を食べるか」をテーマにします。
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