Q.342
免疫が薄毛と関係する、とはどういうことですか? |
2015.10.27 |
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カウンセリングでは「免疫力を上げていかないと」ということを良く言うのですが、本日は少し免疫についてお話をします。
免疫とは?
人間のカラダには【異常】や【病気】に対する抵抗力が備わっています。これが免疫です。
風邪を引いた時にリンパ腺が腫れる、これは腫れた部分で免疫機構とウィルスとの闘いが起きているため腫れるのですね。カラダは自分の生命を維持しようと常に闘ってくれています。
【腫れている、異常だ。腫れを抑えなくては】という考えではなく、【今、この腫れているところで私のカラダが闘ってくれている】という見方をすると、かなりカラダに対する見方が変わってくると思います。
驚くことに、がん細胞は毎日常に生まれていますが、自分のカラダの抵抗力が勝っているうちはがんは広がらず死んでいくのです。抵抗力が落ち、がん細胞の増殖が抑えられなくなって初めて【がん】と呼ばれる段階になるのです。
体温が1度下がると…
抵抗力の一番の敵は【冷え】です。
カラダを守る機能は細胞や酵素などのはたらきによるものですが、これらは36.5~37度で一番よく働くと言います。そして1度体温が下がるごとに30%働きが落ちるのです。
闘う力がなくなってくると、不調に勝てなくなってきます。同じ環境でも風邪をひく人/ひかない人、病気が長引く人/すぐ治る人といるのもこの免疫力の差です。
薄毛の場合も、頭皮の細胞を修復する治癒力が大切ですので、免疫力を高めることはとても意味のあることだと言うことがお分かりいただけると思います。
平熱を上げよう
平熱が低い人はカラダの熱を作り出す機能を高めることが必要です。
半身浴や、温かいものを食べる等のほか、有酸素運動で筋肉をしっかりつけることも大切。
熱は筋肉により作られます。特に下半身の筋肉を鍛えることで、全身に血を送る血流のポンプがきちんとはたらくようになります。
髪の毛を考えることは、全身のはたらきを考える感覚を身につけることです。
2日に一回、20分でいいのでウォーキングやジョギング等を生活に取り入れてみましょう。くじけても、続かなくてもやらないよりは、やった方が絶対に良いのです。
できるときにはなるべく、筋力をつける運動を心がけましょう。
本日の育毛ポイント!
免疫力が落ちると頭皮細胞の修復作用も落ちます。平熱を上げ、免疫を高めていきましょう。